65.6kg H先生、ありがとうございました(*^▽^*) そして北見パラボへレッツラゴー♪

この2018年の写真は、父と仲良くしてくださった方のお一人である橋本先生と最後のツーショット



私が関東生活を引き上げて、北海道で一人暮らしをしていた父と同居スタートしたのは2017年7月。
2013年、父が「脊髄小脳変性症」という少しずつカラダの運動機能が失われていくという難病にかかっていることがわかったからだ。
わかったからといってすぐ父と同居することを考えたわけではない。
ひどい寒がりな私は関東の暑さが大好きというか…物足りなさを感じるほどだったので、北海道の寒さの中へ戻る考えがなかった。
父をはじめ、家族全員私が寒いの苦手なことはわかっていた。
ただ単に「寒いの嫌い」というだけではなく、喘息や腹痛、関節痛など体調不良につながりやすいので「絶対北海道へ帰ってこないだろう」と思われていたし私もそう思っていた。
しかし。
2014年から千葉の介護施設でイベント係の仕事を始め、イベントを通して生き生きキラキラしてくるご高齢の方々の様子を目の当たりにしているうちに父のことが気になって仕方なくなった。
自ら遊んだり楽しんだりすることをあまりしない父は、一人でひっそり生活しながら命が終わるのを待っているのだろう。
車で10分のところに住んでいる妹一家との同居も断ったという。
自分のことで子どもに迷惑かけたくないという。
一人で生活できなくなったら施設に入るから心配するな、そう言っていた。
その命の終わらせ方、特に問題なくそれは選択の自由。
だけど私は父のためにじゃなく自分からわきでる願望で「よそ様のイベント係じゃなく、父のイベント係になりたい」と思ってしまったのだ。
私が北海道へ帰ってくること考えていると父に伝えたところ「ダメだ!」と怒鳴られ言い合いになった。
生まれてからずっと父に怒られたことがなかったので初体験だった。
ここで負けるもんかと「父さんのために帰ってくるんじゃないの!北海道でやりたいことができたから同居させてくれって言ってんの!」と私も怒鳴り返し、「何をやりたいというんだ?」と聞いてきたから父が絶対わからないであろうIT用語など並べたて5分くらい適当な内容をマシンガントーク演説した。
父は必死で私の演説を理解しようとしていたがちんぷんかんぷんだった様子。
私も何言ってんだかわからなくなっていたからわかるわけなかっただろう。
でもそれが父の頑なな同居拒否の考えを砕いたようだ。
父と同居がスタートし最初はぎこちない私たちだったが、私が「〇〇に行ってみたいんだけど一人じゃいやだから付き合って」と言うと父は付き合ってくれた。
だんだん私と外出することが自然になり、ある日父が言った。
「これに連れて行ってくれないか。」
一枚のはがきを見せられた。
父の友人の個展に行きたいとのことだった。
外食や病院以外で「連れて行ってくれ」と言い出したのが初めてだったので私は「よしよし、いい感じ♪このはがきくれた方、ありがと~
」と思った





同居しだして約1ヶ月である2017年8月5日



良かった良かった



そして2018年12月も個展を訪れた。






個展を訪れるのはこれが最後となってしまった。
昨日、橋本先生が手を合わせに来てくださった



今まで父と橋本先生二人の話が弾んでいるのを見守ってきただけだったけど、昨日はお互いの近況などで話が弾み、知らない同士だったけど父が紡いでくれた感じ



今度橋本先生のアトリエに遊びに行く約束をした



1時間半ほどお話しお帰りになるとき、橋本先生は階段に積み上げられた父のコレクションに気が付いた。
「え?捨てちゃうんですか???
ジャズのだけいただいてもいいですか?」と言ってくれた。
ジャズのだけいただいてもいいですか?」と言ってくれた。
せっかく玄関で靴をはいていた橋本先生だったが再度靴を脱いでうちにあがり、父の写真の前で「これいただいていきます」と報告してくださった



音楽好きだった父のこういったコレクションはすごくたくさんあって、人にあげたり処分したりしてこれが最後のひと山だった。
最後のひと山となるとなかなか捨てづらいもので、妹と「階段のオブジェってことでいっか~♪」と置きっぱなしだったのだけど、親しかった方にもらっていただけるなんて父大喜びだろう



石ちゃんにドラムセットやレコードもらっていただいたとき以来の喜びだったね、父ちゃん



橋本先生があとから写真を送ってきてくださった。

年月日は書かれていなかったけど二人とも若い




父にワクワクをありがとうございました



さてと~





「第16回 江戸下町賑わい大市」行ってくる~



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気になるものあれこれあって困っちゃう~





明日までか~、今日は何食べよう





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