62.1kg 【大江本家】ありがとう(*^▽^*)
前の日記の続き…「ホテルノースキング」でランチして「ちゃちゃワールド」散策して「ノルディックファーム」でジェラート食べたあと雷が鳴りだした
せっかくドライブに最適な天気だったのに…最近暑いだけじゃなく急に天気が変わって大雨降ったり雷が鳴ったりするのが怖いわ
でも、このあとの予定は「美白の湯宿 大江本家」(北海道北見市留辺蘂町温根湯温泉466−1)で温泉と料理を楽しむ!だったので雨は関係ないから良かったね~なんて言いながら到着。
洋室と
和室が
つながった和洋室で広々
一息ついて宿泊者だけが利用できるソフトドリンクやアルコール飲み放題のラウンジで1時間くらい語っていたのだけど…
窓から見える川が大雨の影響ですごい勢いで流れていて色もひどく濁っていた
ときどき木の枝?みたいのも流れてきて。
あとから知ったのだけど、一部の畑の玉ねぎが流されてしまうほどひどい雨だったらしい
外がそんな大変なことになっているなんて知らなかった私たちは温泉とお料理と女子会トークを満喫していた。
今回の大江本家宿泊目的は「時間を気にせずとことん女子会トーク楽しむ!」だったけど、私にはもう一つ目的があった。
5月24日に旅立った父との思い出をなぞる宿泊。
去年3か月入院して「もう家に帰れると思わないでください」と言われたけど「美味しいもの食べたい!病院で死にたくない!」という強い気持ちを原動力にリハビリ頑張って退院できちゃった父
3か月入院の間、筋力落ちて生まれたての小鹿みたいになっちゃった父。
温泉一泊は私も準備などが大変だったけど、酸素濃縮器を付けた父本人も体力的に大変だったと思う。
それでも「体調良かったら…だけど温泉一泊行く?」とたずねると顔がぱあああ!っと明るくなって「いいのか?連れてってくれるのか??行く行く!!」と喜んでいた。
温泉を楽しみ…
ロビーの鯉を眺めて楽しみ…
「かわいい鳥がいる!」と楽しみ…
二人で写真撮ろうとすると私と同じポーズをして父なりにノリノリ楽しんでいた
父が去年3月に退院して今年5月に亡くなるまでの1年4か月の間に4回温泉ホテル宿泊している。
そのうち2回は大江本家だった。
うちから車で30分なので「旅にきた!」という感覚はないが、父にとって元気だった頃を思い出す場所だった。
大江本家の前を流れる川を眺めながら思い出話を長々語っていた。
半分以上何を言ってるんだかわからなかったけど、話さえぎらず適当に「うんうん、へえ~、あ、そうだったの、ほお~」と相づちした。
この絵をしばらく眺めていたなあ…
なんて、いろんなこと思い出す場所が大江本家には存在する。
存在 継続
それだけで「大江本家、父を生き生きさせてくれてありがとう!私に良き思い出を残してくれてありがとう!」なのでございます
宿泊する数日前、大江本家から宿泊確認の電話がきた。
今回部屋のタイプはおまかせの予約だったので「車椅子ご利用のお客様はベッドのほうがよろしいですよね?」と言われた。
去年の11月、今年の4月に父と宿泊していたから今回も父と一緒だと思ったらしい。
「あ…父は前回宿泊した翌月亡くなりました。
楽しい思いをさせていただき感謝しています。
ありがとうございました。」とお礼を言うことができた。
父のこと覚えていてくれた方がここにもいる、そのことだけで嬉しくなった。
母が亡くなった時は地域医療事情が絡んでいたため「どうして死ななきゃならなかった?どうしたら良かった??」と答えが出ず、母と一緒に行った場所へ行くと悲しくて涙が出ることも多々あったけど、父の場合はそうではなく。
父がいなくなってしまったことが寂しいことに違いないのだけど「亡くなる前日まで父は父のやりたいことをやっていた、私はサポートしてきた、二人三脚してきた」と思えるからかな?
だから父と行った思い出の場所をなぞるのは楽しい。
とはいえ、一人で父を思い出しながら温泉一泊はせつなくなりそう。
付き合ってくれたお二人に感謝
おやすみなさい
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